■2002年
当センター事務所にてデータのパソコン入力のため、ボランティアの皆さんに集まっていただき、今後の日程を調整しました。
暑中お見舞い申し上げます。
長い間ご無沙汰してしまいました。6月は世界の焦点になっているパレスチナに行って来ました。戦乱の中で強行軍をしたため、帰国後体調を崩し、治ったと思ったら今度は代表の杉井さんが二次障害の治療で入院、あっという間にもう8月です。
先日、パレスチナで撮った写真をフリースペースに掲載しましたが見ていただいたでしょうか。イスラエルの爆撃や砲撃で破壊された難民キャンプ等、今も破壊のすさまじさが思い出されます。
支援事業は前田さん、昆さん、それに時々お手伝いに入って下さる皆さんのおかげで今年も順調のようです。4月から4ヶ月間の相談件数は毎月100件を超えています。また、自立生活プログラム(ILP)の長期シリーズがこの間にあり、ピアカウンセリング集中講座もつい先日行われました。この講座には船橋市内市外の重い障害をもつ受講者、ピアカンのリーダー等、13人の人達が集まり、会場の船橋中央公民館で3日間、泊まりがけで続けられました秋になるとピアカン長期シリーズを始め、いろんな行事の予定があります。8月はその前の一休みと言うところ。今日はご無沙汰のお詫びを兼ねて、簡単な活動報告をさせていただきました。次からはもっと頻繁に「窓」を開けたいと思います。
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横浜市海の公園にて、センター主催の「みんなで海に行こう!」というイベントが行われました。
このイベントは前回の「お台場へ遊びに行こう!」の第2弾で障害者を介助ボランティアがサポートし、お互いが楽しく遊ぼうという企画です。
今回は普段車椅子では経験できない海をテーマに、砂浜や海の浅瀬までアクセス可能な水陸両用車椅子を10台お借りし、貴重な体験をすることができました。(写真参照)
![]() 八景島駅前にて記念撮影
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午後、船橋市女性センターでピアカウンセリング事前セミナーが開催されました。
本来、ピアカウンセリングは障害者同士というのが原則ですが、このセミナーでは一般の方、障害者を問わずに幅広い人を対象とし、参加者はリーダーを含め17名で、大盛況のなか行われました。
最初にピアカウンセリングのルールなどの説明があり、そのことをを踏まえ、2人組みになり「自分のしたい事、やりたい事」をテーマにセッションをし、その後、感想や質疑応答などもあり、皆さんのピアカンに対する熱意や期待が見受けられました。
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船橋市のららぽーとにて、自立生活プログラム第8回目(さぁ外出だ!)が行われました。
あいにくの雨の中、6名の参加者は映画をみたり、買い物をしたりと楽しんむことができました。
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今日は先日、厚生労働省支援費制度準備室にお邪魔した際の話し合いの記録を掲載します。この記録はその時同行してくださった千葉市の療護施設若葉泉の里の同じ市町村障害者生活支援事業担当者である松崎祐子さんのメモによるものです。尚文責は宮尾にあります。
厚生労働省長田信一氏との話し合いの記録はこちらをクリック!
しばらくはっきりしない天気が続きましたが、今日はさわやかな五月晴れの青空です。自立生活プログラムの一環でお台場までセンターの仲間達がレクに行きました。みんな楽しんでいると思います。
先日、袖ヶ浦養護学校にお子さんが入っているというお母さんが見えました。お子さんは16歳、車椅子でコミュニケーション障害があるそうです。お母さんはその障害が少しでも良くなり、お子さんが話せるようになることを望んでいましたが、一番心配なのは卒業後の進路だそうです。お子さんの状態に合った通える施設が近くにできると良いんですがと言っておられました。
この親子は九十九里の方にお住まいですが、学校に車椅子が置いてあるので家にもう一台車椅子があると良いと思っています。ところが市の福祉事務所が認めてくれず、家では今でもいちいち抱えて運んでいるそうです。16歳ともなれば体も大きくなっているはず、車椅子さえあればお母さんの負担も軽くなります。そんなことも考えないとは随分酷い話ではないでしょうか。
お台場にて当センター主催の「みんなで遊びに行こう」が開催されました。
このイベントは障害者、介助ボランティアが集い、一緒に遊ぼうというもので当日は21名が集まり、お台場周辺の「フジテレビ」や「アクアシティ」などの観光を楽しみました。
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品川Wビルにて新日本友の会が主催の助成金授与式が開催され、当センターから土井、鬼山の2名が出席しました。
当センターでは「生活支援事業」の一環としてパソコン教室を開催していますが、受講者から好評な反面、パソコン台数が不足し、新たな受講者にお断りを入れる状況でした。
今回の日本友の会から助成金を頂いたことで、パソコンを4台、点字プリンタなどを購入し、より多くの受講生にパソコンの楽しさや可能性などを知ってもらい、社会参加や個人的な用途にも役立てて頂ければと思います。
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「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム組織委員会が主催するイベントが中野にて開催されました。障害者権利条約とバリアフリー社会というテーマで大盛会のうちに終了しました。(当センターから土井、鬼山が出席)
内容 | |
開会式 | 10:00-10:50 |
主催者挨拶 | 八代英太(最終年記念フォーラム組織委員長) |
来賓挨拶 | 坂口力(厚生労働大臣) |
経過報告 | 板山賢冶(最終記念フォーラム実行委員長) |
休憩 | 10:50-11:00 |
講演 | 「障害者権利条約」に係る最新動向 RI事務総長 トーマス・ラガウォル |
質疑応答 | 11:00-12:00 |
昼食 | 12:00-12:20 |
パネルディスカッション | 13:30-16:30 |
「障害者権利条約」採択にむけて-アジアから追い風を! | |
閉会 | 17:00 |
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連休などがあり気が付くと5月の中旬です。それにしては最近気候が不順で温度差の大きい毎日。上着を着たり脱いだりしています。
今日は相談件数のご報告をします。4月は108件の相談がありました。ヘルパーやショートスティ等の利用援助や情報提供が10件、社会資源を活用する為の相談が37件、社会生活力を高める為の相談が約40件などです。
ちなみに昨年2001年度1年間の相談数は1,369件、97年7月の相談室開設以来の通算相談件数は今年の3月末日現在5,110件になっています。
相談を受けた障害者の内訳は身体障害者265人、知的障害者28人、精神障害者34人、重複障害者27人、難病患者20人、障害者の家族など健常者が302人、その他で合計719人です。地域的には市内在住者を始め、県内に住む人が大半ですが千葉県以外からも120人程の方が相談にみえています。
今年も大勢の相談者が訪れると思います。出きる限り相手の身になってご相談に応じられるよう努力したいと念じています。
センターの看板設置工事が行われ、センターの来訪者の新しい目印として確認しやすくなりました。
写真は国道14号線側から撮影
松戸市の自立生活センター準備会から境谷さん、石井さんが介助者の国井さんと来訪。当センターの活動や運営など、自立生活センターとしては先輩に当たる船橋の様子を取材していきました。
境谷さんも石井さんも車椅子で、境谷さんは大人の風格、石井さんはヤングボーイという印象。二人とも準備会の中心として、松戸自立生活センターの正式な旗揚げを目指しています。県内のセンターは現在、船橋、市川、柏、浦安、千葉、市原と在り、松戸にできると7番目のセンターになります。
松戸の皆さん、私たちも応援しますので、ぜひ頑張ってください。フレーフレー。
4月20日、船橋中央公民館体育レクリエーション室でピアカウンセリング公開セミナーを行いました。参加者は私たちリーダーも含めると30名ぐらいで、大盛況の中行われました。
内容は、「ピアカウンセリングとはどんなものなのか?」「ピアカウンセリングの中にある決まりごと」といった理論的なものや、実際に2人組みになってセッションをしてテーマについて話し合ったり(このときのテーマは自分の趣味についてでした)、親に自分達の結婚を許していただくためにはどうすればいいかをロールプレイで場所を設定して実際にやってみるという実技もまぜてやったりと、みんなが参加して楽しむプログラムになりました。
講座はロールプレイで迫真の演技が見れたり、講座では内容の濃い質問が出たりとみなさんの一生懸命な熱意がこちらまで伝わってくるようでした。やはり、私達がワンウェイで伝えるだけでは駄目で、みんなが参加してみんなで作る講座だったのでみんなが1つになれたのだと思います。
3時間という短い時間でしたが、本当にまとまった講座になったと思います。これからもこのような講座は企画したいと思いますので、これをよんで参加したいと思った方はセンターに連絡して下さい。一緒に素敵な講座を作りましょう。
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皆さん、こんにちは。こちらは「相談室の窓」です。今日から生活支援事業で行っている業務の中から、“これは"と思った出来事やニュース、それからお知らせなどをその都度お送りすることになりました。
タイトルの「相談室の窓」は、職員のニューフェース昆順一さんが考えました。毎日とはいかないかもしれませんが、できるだけ数多く、いろいろな情報を発信したいと思います。ご期待ください。
旭市のさわやかネットという支援事業の開所式に行って来ました。旭市は銚子に近い千葉県東部の市。今度この旭市に聖ロザリオ会という施設が支援事業の事務所とホールを造り、開所記念の催しを開いたのです。まだ木の香も新しい会場に100人以上の人が集まって、支援事業をテーマにした講演とお酒抜きのレセプションがありました。
ここの事務所には3人の障害者が勤めており、その一人はパラリンピックのゴールドメダリスト荒井のり子さんです。さわやかネットのホームページアドレスを書いておきますので、機会があったらメッセージを送ってあげてください。
http://www.rosario.jp/sawayaka-n/
![「さわやかネット」の外観](../photo/mado02/02_04_13-01.jpg)
ホテル海洋にて日本財団が主催する「春の交流会2002」が開催され、当センターから土井、鬼山の2名が出席しバリアフリーガイド改訂版を作るための、助成金を頂きました。
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慣れないながらも、何とかホームページの更新をしました。
事務局の新人スタッフ、土井康弘さんの歓迎会をかねて天沼公園で夜桜見物を楽しみました。と言いたいところですが、寒風吹きすさぶ中でのお花見となってしまいました。ライトアップもなく、真っ暗な中でのお花見でした。
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3月17日、理事会があり、主として当面の事務局体制を含む協議がありました。また、5月26日に開かれる総会に向けての次回、理事会を5月17日に行うこととなりました。
措置から契約へ…平成15年4月(来年です)から始まる支援費制度は、現在の障害者福祉のサービスを大きく変えることになります。
一言でいうとヘルパー派遣やショートスティなど、受けたいサービスの種類やサービス先を役所が決めている今のやり方に変わって、受ける方の利用者が自分で選んでいくやり方になるのですが、まだよくその内容は分かっていません。
そこで少しでも制度の仕組みやどう変わるかを知っておこうということで、去る3月2日、当センター主催の講演会を行いました。講師は、厚生労働省支援費制度準備室の長田信一課長補佐。制度をつくっている担当部署の責任者のお一人ですが、何と船橋市内にお住まいとのことで、最新情報も交えながらざっくばらんな話し方で、いろいろ詳しく話してくださいました。
当日は70人もの参加者があり、会場の女性センターは満員になる盛況で、質問も20人近くからありましたが、長田さんは終始笑顔で答えていました。90分のお話に70分の質疑、最後に杉井代表の挨拶があって、3時間の講演会は終わりました。
当日の模様はビテオで収録していますので、センターの事務所で見ることができます。また、録音テープの記録も近日中にできてくる予定です。
全身性障害者介護人派遣事業の介護人研修は、早いもので3期を迎えることになった。
今期の特徴は、介助する上で知っておかなければならない知識と、介助のノウハウなど、実践的なプログラムを組んだことである。以下は、今回のプログラムとその内容である。
2/9 第1回 「全身性障害者とは何か」 |
講師:船橋市保健指導課 理学療法士 松川基宏 |
2/16 第2回 「生活の中の介助を体験してみよう」 |
講師:船橋市保健指導課 理学療法士 松川基宏 船橋市身体障害者福祉センター 作業療法士 安間史子 |
以上2回の会場は市中央公民館 | |
2/23 第3回 「介助する人・される人」 | 講師:日裏清司 |
3回目の会場は、市女性センター | 工藤嘉央、山本明、杉井和男 |
1回目の講習は、まず、代表挨拶のあと、松川さんから全身性障害者についての講義があり、医学的に脳性麻痺がどういうものであるか、また脳性麻痺からおこる障害が、どういうかたちのものであるか、基本的なお話しがあった。介助をする上での貴重な講義となった。
その後、質疑応答があったが、はじめて聞く受講者にとっては、難しいところもあったのではないかと思われる。特に、二次障害についてはそのような感想を持たれたのではないかと思われる。なお、その中でも松川さんの話しは難しい内容を噛み砕いて話された。参加者の内訳は、男性13名、女性21名。
2回目は、松川さんと作業療法士の安間さんに講師としてお願いし、上記に書いたようなテーマで、実技講習をおこなった。
車椅子からベッドへの移乗、それに着替え、食事介助について、1日の生活の流れを想定したなかで、介助の実技講習をおこなった。また、実際にリフトを使用しての介助講習もおこなった。参加者は男性13名、女性19名。
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3回目は、1期(昨年6月)の介護人研修を受けられ、実際に全身性障害者の介護人として登録して活動されている日裏清司・工藤嘉央さんに体験談的な話しをしたもらった。さらに、全身性の利用者の現状を杉井和男・山本明が自立生活をしている立場から話しをした。参加者は、男性13名、女性17名。
2月2日(土)午後、船橋市女性センターで「生活支援事業の今日と明日」と題して、身体、知的、精神障害者の支援事業担当者によるシンポジウムが行われました。
これは身体障害者を対象にした当センターの支援事業が実施開始から5年を迎え、さらに他の二種類の支援事業も市内で開設されていることから企画したもので、当日は55人が参加、満席のシンポジウムになりました。パネラーは前田満子さん(当自立生活センター)、斎藤航二さん(大久保学園コーディネーター)、井村満知子さん(生活支援センターオアシス施設長)の3人。前半は3人の方からそれぞれ現状報告のお話があり、経験した相談事例の紹介や事業の中の苦労などが語られました。
後半は参加した皆さんの質問に答える時間を持ちましたが、市内の方のほか、千葉、浦安、長生郡の方の質問も出るなど、閉会予定を過ぎても議論がつづくほど活発で盛んな集まりになりました。ご協力にお礼申し上げます。
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東武鉄道馬込沢駅の近くにある船橋市法典東小学校(木村英夫校長)で6年生の福祉授業があり、自立センターのスタッフ6人が先生役で参加しました。木村先生のお話によると、同校は以前からこうした授業にとりくんでおり、昨年は視力や聴覚障害者のことを勉強したので、こんどは車椅子を使っている人のことをとりあげたとのこと。当日は75人の6年生全員が参加。電動や手動車椅子に乗った臨時センセイを囲んで、車椅子の押し方や構造を質問したり、自分たちで交替に車椅子体験をしたりして、90分のプログラムを楽しくこなしました。
学校は階段の多いところです。当日使ったのは体育館でしたが、それでも入口に4段の段があり、大勢の先生方のお世話になりました。終わってから校長先生と一緒に給食をいただき、生徒たちに見送られて辞去しました。先生方はじめ、生徒の皆さん、ありがとうございました。